大腸カメラ(大腸内視鏡検査)


肛門から内視鏡を入れて大腸の中を観察する検査です。



検査をすすめるタイミング

便秘や下痢が続く

腹痛が続く

便に血が混じる

健診の便潜血で陽性だった

大腸癌が気になる



大腸内視鏡検査でわかる異常

憩室

色素沈着

炎症

ポリープ


内視鏡的大腸ポリープ切除術

①ポリープ発見

②電気メスで切除

③切除後の傷

④クリップして終了




当院の大腸内視鏡検査の特徴

高性能内視鏡システム

EVIS X1 CV-1500
画像提供 オリンパス社
PCF-H290ZI
画像提供 オリンパス社

当院ではオリンパス社製の最新内視鏡システムEVIS-X1 CV1500と汎用性の非常に高いPCF-H290ZIを使って検査しております。

特徴①

ハイビジョン画質と広い視野による高い観察性能。

特徴②

必要時には特殊光や拡大観察での高い診断能力。

特徴③

「受動湾曲」「高伝達性」「硬度可変機能」による挿入性向上。



検査の苦痛を軽減します

患者さんの苦痛を軽減するために工夫をしております。

工夫① 

挿入方法:軸保持短縮法と水浸法を組み合わせて行っております。

工夫②

内視鏡性能:挿入性の高い内視鏡を使用しております。

工夫③

炭酸ガス装置:観察時に空気でなく炭酸ガスを使うことで、観察中や検査後の腹満感が大幅に緩和されます。

工夫④

鎮静剤:ご希望でしたら鎮静剤の使用も対応いたします。



日帰りポリープ切除術

大腸ポリープの中には長期間放置することで、大腸がんに変化してしまうものがあります。そのようなポリープは積極的に切除することがすすめられております。観察時に治療適応のある大腸ポリープを発見した際は、そのまま切除する事が可能です。

通常のポリープ切除術であれば入院は不要としており。そのままご帰宅いただきご自宅でゆっくりしていただきます。

ただ、ポリープや患者さんの状態によっては1泊の経過観察入院を指示させていただく事がありますのでご了承ください。


消化器内視鏡専門医
日本消化器内視鏡学会専門医が 精度の高い安全な検査を行います
鎮静剤
ご希望でしたら 鎮静剤の点滴を併用します
緊急対応
緊急性を要する際には 即日検査に対応します
土曜日も可能
平日が難しい方も 大丈夫です
徹底した衛生管理
学会ガイドラインに準拠し 細心の配慮をしております


当院の大腸カメラ検査の流れ

【準備】

  • 検査前日は検査食としていただき、夜は下剤を服用していただきます。
  • 検査当日の朝から腸管洗浄剤を飲んでいただきます。


【ご来院】 

  • 指定の時間にご来院いただきます。
  • 検査着へお着替え後にベッドで横になっていただき検査が開始となります。


【挿入】

  • 肛門にゼリーを塗った後で内視鏡を挿入し盲腸まで進めていきます。
  • 腸管走行や手術歴によって痛みの程度や挿入時間が異なります。


【観察】

  • 内視鏡の先端から洗浄や送気をしつつ大腸を観察します。
  • 異常があれば下記の処置を行うことがあります。


【処置】 

  • 腫瘍や炎症 ⇒ 生検(病変の一部を採取)して組織診断
  • ポリープ  ⇒ 治療適応であれば内視鏡的切除術
  • 出血 ⇒ 内視鏡的止血術


【抜去】 

  • 挿入から抜去まで通常1530分ほどです。
  • 挿入時間や処置内容によって個人差はあります。


【検査後】 

  • お着換えの後に診察室で結果を説明させていただきます

【ポリープ治療後】 

  • 通常はご自宅での安静を指示しております



注:検査目的によって準備や観察範囲は調整させていただいております

注:検査結果や治療内容によっては入院を指示させていただく事もあります